Svarte Greiner – ‘Black Tie’ (Miasmah)

Black Tie

説明には Type からリリースされた2枚のアルバムに続く新作とあるので、その他の Digitalis や SMTG Limited からのものは正規作としてカウントしないっぽいです。古くは Deaf Center の片割れとし、他にも幾つかの名義で活動している Erik K. Skodvin による Svarte Greiner 名義での新作が、初めて本人主宰の Miasmah から出ました。全2曲構成による長い系ですが、そもそもはノルウェイの Marit Følstad という芸術家のインスタレーション用に制作されたものだったらしい。結果としては、いつももながらのレーベル、そして彼の音楽性を象徴する暗黒イズムによるドローニッシュであります。

Marnie Stern – ‘The Chronicles Of Marnia’ (Kill Rock Stars)

The Chronicles Of Marnia

芸能人達の写真と同時に、館内には犬にまつわるものが沢山あった。犬を描いた絵画や写真、そして銅像まである。その内の一枚の絵が、自分たちの部屋への道順の目印として役立っていたのが、その絵は下あごが不自然に描かれしゃくれている。その表情が面白くて気に入っていた。そして、最後にその犬の正体が判明する。記念撮影を女将にお願いして入り口で撮ってもらっていると、あちらの犬ちゃんの前でも撮りましょうか、と誘導されて強制的にパシャリ。その犬はこの旅館の初代の飼い犬だったそう。それから現在では4代目に当たるジュニアくんが飼われているそうで。。。犬の絵は興味があったが、イヌに関してはあまり興味がないため、ポカーンと話しを聞く一方。いつまでつづくのかなあと思っていると、ちょうど良く迎えのタクシーが来たので、お別れの時間となりました。女将は美人でいい人ですが、自分ワールドに持ってくのが得意でした。この女性も美人で自分世界が半端ない方です。前作からはバックメンバーは入れ替わり、ザック様はおりませんが、雰囲気は保たれています。メンバーも多くなったようで、曲によっては他の人が書いているっぽい。実質バンド作と言えるものになっていて、それは聞いたらたぶん伝わってくると思いますが、曲調に多様性があり構成も面白く完成されている。彼女の代名詞、タッピンング演奏のギターと個性的なヴォーカルが今作でも核にはなっていますが、それ以外の部分でも楽しめる音になりました。って、このひともイヌ好きか。

8.0/10

Milk Music – ‘Cruise Your Illusion’ (Fat Possum)

Cruise Your Illusion

最近の高速道路っていうか、パーキング・エリアの凄さには驚く。あそこまで何でも揃っていると、近所の人にとってはかなり便利な場所ですね。そして一番凄いと思ったのは、トイレの空き状態が一目で分かるモニターが設置されてること。男子の場合は大の方だけなので、要するに今、ウンコをしてるひとがどんだけいるか分かるのです。いやあ斬新なシステムですね。実際の活用方法は、混んでいて並んでいた時には、どこが空いたかすぐ分かるよってことでしょうが、それはそれで嬉しいような恥ずかしいような。この臭いや温もりはさっきの人のかあと感じながらするのは複雑な気分であり、そのまた逆の立場でもある。って、そういう問題ではないですよね、でも、少し同じシステムを考えてたことがあったから、実際にあるのでちょっと驚きました。しかし、このバンドのギターの音は随分ブリブリ鳴ってますな。ギターは2本いますが、そのどちらもがビッグマフ系の音で弾きまくる。もちろんそれ以外のエフェクトを用いている場面もありますが、ノイジーな音から連想するのはやはりグランジ。Dinosaur Jr に限らず、色んなバンドを思い出すような感じではありますが、当時のグランジにはなかった感覚があって、それはヴォーカルなのかな。元祖グランジは泣き系のメロ展開であったのに対し、このヴォーカルの人のメロディは、それほどメロディックといえるものではなくて、結構雑な感じ。それがいいのかな、ギターは泣き泣きというか、弾きまくりだけど、ヤッツケな感じのヴォーカルといい感じに距離が取れてる。過去のグランジと少し違う、これをネオ-グランジというなら正しいと思います。

7.0/10

Elephant Micah – ‘Globe Rush Progressions’ (Blue Sanct)

Globe Rush Progressions

今回の旅の目的は別のところにあり、温泉自体はその目的地から近いところで、どこかいいところはないかなと、探していて出てきた場所であった。普段温泉行くときは旅館で食事はせずに、素泊まりにして温泉街の店で食べ歩くのが好きであったが、事前の情報では、近所になんか食べれそうな感じの場所が見当たらないので、定石通り料理付きプランにした。そして、旅館に着いて思ったのは、そのプランにしておいて大正解だった。温泉街と呼べるような場所は一切なくて、周りはただの民家だけ。まぁ、たまにはこんな感じのも良いかなと、のんびりやりました。さて、この作品もたまたま見つけたのですが、最初この名前を見たときはふわっとした記憶でしたが、調べてあのレーベルからの人かと、記憶が繋がりました。それにしても Blue Sanct ってまだ動いていたんだ。そしてこのひとは意外とマメにリリースしていたんだね。でも Blue Sanct からのリリースとなると9年振りくらいになるようです。Joe O’Connell の化身である Elephant Micah は、フリーフォークと呼ばれる音楽が出てくる以前からそんな感じの音楽をやっていた。後方で聞こえてくるフィールドレコーディングや空気感のある録音スタイルは、初期の頃から変らずこのシンガーの特徴。そして絶望と幸福がない交ぜになっている唄世界も昔から変ってない。更に調べたら録音自体は2000年代中盤に行われたものらしく、最新の音源ではなさそうだ。でもこの感触が一番落ちつく。普段の生活から少し離れたい時にはもってこいです。

7.0/10

Stygian Stride – ‘Stygian Stride’ (Thrill Jockey)

Stygian Stride

このアルバムの画像検索をしようとしたら、上位にタイガー・ウッズが出てきた。なんでかなと思ってリンクを辿ったら。Stride の単語に引っかかっていたよう。小さい頃よくゴルフで遊んでいた。家の前の線路を挟んでゴルフ場があり、たまに忍び込んで遊んでいた。池ポチャしたロストボールを長靴履いて拾ったり、バレないように夕方閉まった頃にグリーンでパットしたりしてた。それ以外でも公園とか、庭とか、凄く好きだった。あのまま続けていればどうなっていたかな。オレもタイガーみたいに浮気三昧だったかも。ま、そんなことはないだろうけど、そろそろゴルフを再開してもいいタイミングかな。今度誰かに連れてってもらおうかな。Stygian Stride はこってり系の顔でなく、アジア系と重わる Jimy SeiTang によるソロ活動。普段は良く知れれる Psychic Ills の元メンバーであり、現在では Rhyton のひとりとして活動する人物。どちらのバンドも基本はサイケデリック・ロックで、そんなバンドに在籍する彼がどのような音をやるんかと思ったら、ミニマルなシンセ系アンビエントでありました。それぞれのバンドではベースを担当しているはずだったので、この出方は意外でした。しかもわりと基本的なミニマル・シンセと言える内容で、インプロ的な雰囲気もあるけど、エレクトリック・クラシックな感じで、そこにサイケ感が若干加わる感じでしょうか。このアーティストにこの音楽は正直期待していなかった。

3.0/10