Pharmakon – ‘Abandon’ (Sacred Bones)

Abandon

結局今まで通り、統一アートワークですが、このジャケットはなかなかのキワモノ。写っているのは本人かどうか判りませんが、Margaret Chardiet 嬢によるソロ・プロジェクト。カセットやCDrの作品は幾つかあったようですが、LPになるとこれが初となる。この名義での活動は5年ほど経過しているそうですが、実験音楽シーンでは、実は17歳の頃から活動していたそうで、現在の年齢は不明ですが、経験値は高いお方でした。そして録音は Cult of Youth の Sean Ragon の自作スタジオで行われたそうです。彼女の音楽は、よくある実験音楽とは異なり、即興ではなくて曲としての体を成している。そして、ノイズ・ミュージックは男性のアーティストでほぼ占められているのを考えると、かなり稀な存在なんで、実験、またはノイズな音楽と語るには少し違うかもしれない。ヴォーカルと呼ぶには少々辛辣なものですが、うめき声と雄叫びも男性陣のそれらとは異なり、非常にクリア。また、ノイズと述べましたが、実際にノイズを感じる部分はほとんどなくて、彼女の声が一番やかましいくらい。それ以外の音の部分は、金属質なパーカッションが低速で配置され、ゴシックなフレーズがループするが、やはり混沌としたようなところはなくて鮮明。決して新しい音楽ではないですが、珍しい音楽ですね。

7.5/10

Advertisements

Pharmakon – “Crawling On Bruised Knees”

Pharmakon

ニューヨーク・シティに生まれ育った Margaret Chardiet によるパワー・エレクトロニクス、デス・インダストリアル・プロジェクト Pharmakon が、Sacred Bones Records から新作をリリースします。先行曲の “Crawling On Bruised Knees” は、ミニマルなインダストリアル・ループに中盤から彼女のヴォーカルも絡んでくる曲。アルバム Abandon は、彼女にとって初の正規スタジオ・アルバムになります。リリースは、5/13 です。