Pharmakon – ‘Abandon’ (Sacred Bones)

Abandon

結局今まで通り、統一アートワークですが、このジャケットはなかなかのキワモノ。写っているのは本人かどうか判りませんが、Margaret Chardiet 嬢によるソロ・プロジェクト。カセットやCDrの作品は幾つかあったようですが、LPになるとこれが初となる。この名義での活動は5年ほど経過しているそうですが、実験音楽シーンでは、実は17歳の頃から活動していたそうで、現在の年齢は不明ですが、経験値は高いお方でした。そして録音は Cult of Youth の Sean Ragon の自作スタジオで行われたそうです。彼女の音楽は、よくある実験音楽とは異なり、即興ではなくて曲としての体を成している。そして、ノイズ・ミュージックは男性のアーティストでほぼ占められているのを考えると、かなり稀な存在なんで、実験、またはノイズな音楽と語るには少し違うかもしれない。ヴォーカルと呼ぶには少々辛辣なものですが、うめき声と雄叫びも男性陣のそれらとは異なり、非常にクリア。また、ノイズと述べましたが、実際にノイズを感じる部分はほとんどなくて、彼女の声が一番やかましいくらい。それ以外の音の部分は、金属質なパーカッションが低速で配置され、ゴシックなフレーズがループするが、やはり混沌としたようなところはなくて鮮明。決して新しい音楽ではないですが、珍しい音楽ですね。

7.5/10

Lust For Youth – “Breaking Silence”

Lust For Youth

スウェーデンの Hannes Norrvide によるダークウェーヴ Lust For Youth が、昨年暮れに Sacred Bones からアルバム Growing Seeds をリリースしたばかりでしたが、早くも新作アルバムのリリース情報です。とわいえ、Avant! からは昨年4月に出ていたので、そこから考えれば普通な間隔です。今回も Vår の Loke Rahbek と制作したものらしいです。アルバム Perfect View から、先行曲として “Breaking Silence” がアップされておりました。以前のノーウェーヴ感よりレイヴ感が増えた感じ。リリースは Sacred Bones からで、リリース時期は未確認です。

Vår – “The World Fell”

Var

Elias Bender Rønnenfeltand (Ice Age) と Loke Rahbek (Sexdrome, Posh Isolation) によるデンマークのダーク・ウェーヴ・プロジェクト Vår ですが、現在では4ピースになってるっぽいです。そして、デビュー・アルバムをまもなくリリース致します。”The World Fell” は、アルバム No One Dances Quite Like My Brothers からの先行トラックで、以前のようなローファイ感は薄れて、だいぶ音がタイトになりました。アルバムは Sacred Bones Records から、5/14 にリリースです。

Pharmakon – “Crawling On Bruised Knees”

Pharmakon

ニューヨーク・シティに生まれ育った Margaret Chardiet によるパワー・エレクトロニクス、デス・インダストリアル・プロジェクト Pharmakon が、Sacred Bones Records から新作をリリースします。先行曲の “Crawling On Bruised Knees” は、ミニマルなインダストリアル・ループに中盤から彼女のヴォーカルも絡んでくる曲。アルバム Abandon は、彼女にとって初の正規スタジオ・アルバムになります。リリースは、5/13 です。

Föllakzoid – ‘II’ (Sacred Bones)

昨日は、朝から頭が痛くてなんもやる気がおきなかった。前日に原稿仕事をながら、風邪気味のなんで、焼酎を消毒と思い、ストレートで飲んでいたのがまずかったようだ。呑み屋に行ってウーロンハイとかを頼むと、大体頭が痛くなる。業務用サイズの焼酎を使っているのであろう、あれが本当にだめなんだよね。かといって、いい焼酎は高いので、家でも最近は安めのもので我慢していたが、それにも慣れてきたと油断したのがまずかった。ちょうど、頭痛薬も切らしていて自然に治るのを待っていたら半日はかかった。まぁ、クスリに頼りすぎるのも良くない。安い焼酎に慣れ、頭痛も克服する体質になりたい。最近 Sacred Bones が推しているチリのサイケデリック・シーン。そんな中から Föllakzoid は、5人組のバンドです。前にアルバムは全部で4曲とお伝えしましたが、正しくは5曲でした。それでも曲数は少ない方で、ひとつひとつの曲でもヴォーカルの入らない部分の時間の方が圧倒的に長い。そこに、同じフレーズを行き来するスタイルとくれば、クラウトロックや、最近の Wooden Shjips, Moon Duo と比べたくなるのが自然。そして、シンセが加わってコズミックな雰囲気を少し感じさせるけど、ギターがわりとインプロ気味に熱く感情移入しながら演奏する感じなので、反復攻め一辺倒でもないから、サイケデリック・ロックの雰囲気のほうが気持ち強めかな。まぁここまでの簡単な説明から想像してもらっている音楽と、実際に聴いた時にそんなにズレはないと思います。ヴォーカルの人は、地元サンチャゴで昨年行われた Sangre Fresca Music Festival っていうフェスをプロデュースしていたそうです。

5.5/10