Boards Of Canada – ‘Tomorrow’s Harvest’

Tomorrows Harvest

遂に来ましたね。レコードストア・デイにいきなり謎な12インチをリリースしたあたりから、なに新作か?と、ざわめきたっていた Boards Of Canada ですが、本当に新作アルバムのアナウンスがありました。1998年のデビューフル Music Has the Right to Children、2002年の Geogaddi そして 2005年の The Campfire Headphase に次ぐ4作目となるアルバムのタイトルは Tomorrow’s Harvest 。先日謎なサイトとパスワードが出ていて、そちらにリンクすると現れるビデオが以下のものです。収録曲からの一部なんですかね。因に、そのサイトとパスワードはこちらです
http://cosecha-transmisiones.com/ pass:699742628315717228936557813386519225

アルバム Tomorrow’s Harvest のリリースは、Warp Records から 6/10 です。

!!! – ‘THR!!!ER’ (Warp)

Sketch 4

Out Hud とのスプリットEPで初めて出会い、そのリリース元である GSL Records と含めて熱く盛り上がっていた頃が懐かしいけど、その後はレーベルは活動を止め、Out Hud の方はレーベルを Kranky に移し、わりと早い段階で解散をしてしまいましたが、こちらの !!! はいまだに健在で確固たる地位も確立し、随分と差が出たもんです。あのEPとその後のデビューLPは、かなり聴いていたなあ。途中、国内レーベルから頂いたプロモ盤のカセットはある意味家宝になってますが、デビュー作から約13年、3年ぶりとなる5作目のフル作。大体3年置きにアルバムをリリースをしてきた彼等。なので大きなブランクと考える必要はないけど、前作、そして今までの作品と比べ、製作過程において取り組み方を見直したようですね。タイトル THR!!!ER に込められた意は、ヒット作になるためであり、かなり自信作のようです。プロデューサーやゲストの女性シンガーなど、外的要素を利用しつつ、アルバム内に人気曲になり得るようなものが幾つかある。今の時代では80年代のようなやり方でヒット曲を生み出すのは不可能だし、人気になるための手段はかなり複雑。それとヒット曲になるためには、時代感みたいのもが大きな鍵になってくるし、意図して出来るものではないと思う。果たして、彼等が狙った音楽と世間が合致するかどうかは、まだこの先数ヶ月の結果をみないと分からないけど、あまり思い出話しをするのは嫌ですが、自分にとって !!! が一番スリルだったのは、やっぱ初期のスレスレでギリギリ感があった頃。でもあれを今やっても違うだろうし、これはこれで合ってるのかな。難しいねえ。

5.5/10

Bibio – “À tout à l’heure”

2011年の唄うようになったアルバム Mind Bokeh 以来になる Stephen James Wilkinson による Bibio の新曲 “À tout à l’heure” が出ました! 基本的にその延長にある感じで、少しサイケ感が増えたかも。”À tout à l’heure” は、Warp Records から 5/14 にリリースされる新作アルバム Silver Wilkinson からの先行曲になります。音源はこちらでフリーDLできます〜。

Darkstar – ‘News From Nowhere’ (Warp)

このアルバムを聴いて似てるなあと思い、本人達に Butterfly Child は好き? って尋ねたら、「いや、そのバンドは聴いたことないから、またチェックして次の機会に感想を言うよ」とのことでした。こちらは、ウェブ・マガジン Qetic さんでやらせて頂いた Darkstar へのインタビューからのものです。本編に載せても話しが膨らまないから割愛していた部分ですが、Butterfly Child は、1993年に Rough Trade からデビュー・アルバム Onomatopoeia をリリースした Joe Cassidy によるソロ・プロジェクトで、つい最近新曲も出しててまだ現役のよう。当時そのデビュー・アルバムが凄く好きだったんだけど、エレクトリックを主体としつつも、様々な要素を取り込んだサイケポップな世界と、独特な唄い方で超個性的だったのですが、いまだにうまく説明が出来ない音楽です。Darkstar がそれに近い印象を受けたのは、やはりエレクトリックを主体としながらも、ソングライトの部分で特徴的なものを感じたからだと思う。ダブステップから変形していったこのトリオは、正しくダブステップ以降を継承することを望まなかった。つまり、ポスト-ダブステップのそれではない。インディやロック系のバンドのひとが、ソロ活動をしたときにこういったアプローチをする人もいるけど、Darkstar ほどのクオリティは出せないだろう。それはやはり、エレクトリック・ミュージックを起源に持っている強みで、音を作る技術に長けている。だからバンドやロックというと、誤解をされてしまうというか、もったいない気がする。でも、ダンスミュージックやエレクトリック・ミュージックの収まりでもない。ほんとに曖昧なポジションにあるポップ・ミュージックで、それこそが、Butterfly Child と共通するところで、やっぱりどう説明していいか難しいんです。様々な角度からジャンル的な囲みをしようとしても当てはまらない。つまり、真のオルタネイト、独立性ポップ・ロック・エレクトリック・ミュージックです。

7.5/10